藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第24章 ♡Story47♡ 大運動会
_東京体育館の観客席
「ほら来海!沢山芸能人いるぞ~」
「あう?」
「貴方、赤ちゃんに言ってもわからないわよ(苦笑)」
「北山先生、赤ちゃんをここに連れてきて大丈夫ですか?(苦笑)
アイドルグループも参加してるし、
黄色い歓声で来海ちゃん泣かなければいいんですけど......」
「大丈夫っしょ!
若い子あんまいないし!......あ、でも向こうの観客席の方に凄いファンの数(笑)
A.N.JELLやらジャニーズやらAKB.......玉森兄妹のファンもいますよ!」
綺麗にまとまっているように向こう側にはうちわをかがけた若いファンの人達が沢山いた。
こちら側にもチラホラと居た。
「まぁパンフレットにも、主演者やお客さんに対して迷惑な行為はしないようにって
太字の赤で書いてあるし......ある程度のファンは守ってくれると思いますよ。
でも、10代、20代前半の子達は心配だよなぁ(苦笑)」
「さすがに、あの時みたいな百合に暴言を吐くなんていう光景はないと思いますけど、
ちょっと心配ですね(苦笑)」
「藤ヶ谷先生、もしかしてトラウマになってんの?(笑)」←
「っ別にトラウマだなんて大げさな......ちょっと心苦しかっただけですけど......」
「最近前より素直っすね(笑)」←
「っうるさい......」
「きっと、あの事件以来彼女の存在がより大切だって実感したのよ。」
「だなぁ(笑)」
「あう!」
「来海も言ってるし(笑)
素直なことは大事ですよ、藤ヶ谷先生!」
「......。」
そんな矢先大運動会の収録及び入場が始まった。
各チームが入場し、百合が所属している中居チームは最後に入場してきた。
「お!百合ちゃんだ!
にしても、裕太君と同じチームじゃないっすね(苦笑)」
「兄妹対決、あるかもしれないですね。」
「「「きゃあぁぁぁ!!」」」
「......。」
後ろからの唐突な黄色い歓声(苦笑)
太輔、思わず固まる。
「後ろ、なかなかうるさいですね(苦笑)
中居チーム来てから騒がしくなったから、A.N.JELLのファンかな?」
「......いや、それだけじゃなさそうですよ。」