第21章 ♡Story４５♡　婚約披露宴パーティー

「......。」



「今までの話を聞いていると、２人に何かトラブルがあったんですよね？」



「あぁ、百合が誤解して......いや、全部俺が悪い。
俺のせいで、こんな事になっちまったんだ......」



「......。」



「そのせいで、他の人達にも迷惑をかけた......」



「......やっぱり、アンタ達はできてたんだな......」



「っ！？」



突然太輔は後ろから声かけられ、驚いた様子で後ろを振り返った。



後ろを振り返ってみると......







「っ君は確か......」



『アンタら、本当にただの“教師”と“生徒”の関係？』


『どうもただの教師と生徒の関係とは思えねぇんだよな.....。』







「天羽颯太、居酒屋でははしたないところを見せてすいません。」




百合と一緒にバラエティ番組に出ているメンバーのひとりであり



裕太の親友、颯太だった。




「あん時から、ずっと付き合っていたんだろ？」



「......あぁ、それより少し前からだけどな......」



「まさかアイツに、そんな度胸があるとは思わなかったよ。
貴方も知ってるんだろ？百合の事務所のルール......」



「知ってるよ。恋愛は絶対NG、恋愛禁止だってこと......」



「それを知ってても付き合い続けたんだな......」



「あぁ。」



「......俺も、アンタと百合が別れるとかありえないって思ってますよ。
アイツは相手をコロコロ変えるような奴じゃないって、
番組で何回も共演してたらわかりますから......」



「お取り込み中失礼......さっきから話を聞いているけど、
百合は今まで事務所のルールを破っていたってことか？」