• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第21章 ♡Story45♡ 婚約披露宴パーティー


美咲side


俺は徹平君と団司君と会場に向かっているところだ。



ちなみに徹平君は4日前に退院、団司君に至っては今日だ......。



「っなんで百合ちゃん、アイツと婚約なんてすんだよ......」



「兄に何かを吹き込まれたのは間違いない、全く兄は......
どこまで......」



どこまでも兄は残酷だ......



「......。」



団司君は、ほとんど喋らず黙っている状態だ。



「っねぇ美咲さん!
やっぱりアイツを逮捕なんて、できないんっすか?」



「っ証拠が、ないんだ......
したくても、できないんだよ......」



そう、証拠がなければ逮捕なんてできない。



もう希望は、ないのだろうか......。



そう、思ってしまう......。











祐太side


「車の準備は出来た、そろそろ行こう。
久々に、百合の顔が見れるんだ......」



「こんな状況で会うなんて、ほんと最悪だよ......
百合に、どんな顔して会えばいいんだよ......!」



「裕太、家族として......百合に真実を教えてもらいましょう。
百合には、その役目があるはずよ......」



「っ母さん......」



「さぁしっかりしなさい裕太、いつもの裕太はどこいったの?
そんなお兄ちゃんを、百合は見たくないはずよ?」



「っそう、だけど......」



「裕太、しっかりしろ。
他の皆さんも裕太と同じくらい胸が苦しいんだ。
お前一人がクヨクヨしては、いけないだろう......」



「っ......そうだ、ね二人共......こんな顔、
百合に見せられないもんな!」



久しぶりに百合に会うんだ、できるだけ、



暗い顔は見せないようにしよう......







ひとりの、兄として......。







/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp