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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第17章 ♡Story41♡ 離れ離れのふたり


それからしばらくが経ち、翔が作ってきたであろう料理を部屋まで運んできた。



「和食だ!」



どうやら今夜のメニューは和食らしい。



「お気にしめて何よりです(微笑)」



こうしてふたりは一緒に食事をすることになった。










「美味しいですか?」



「はい!お魚も骨まで柔らかくなっているので凄く食べやすいです!」



「喜んでもらえてなによりです。」



「......あの、やっぱりこうしてお食事するのはあの人がいない時だけなんですか?」



「......そうですね(苦笑)
あの方は貴女をいたくお気に占めておりますからね。」



「......正直、あの人と食事をしていても何も楽しくありません。
あんな食事がずっと続くと考えると、怖くて......」



「......




























大丈夫ですよ(微笑)」



「へ......?」



翔からの思いがけない言葉に顔を上げる百合。



「私めとは毎日会えます、
確かに食事に関しては辛い思いをなさると思いますが......
大丈夫です(微笑)」



「大丈夫って......どういう意味ですか?
それはつまり、徐々にこの生活に慣れろと......?」



正直、こういう生活が続くのは私にとって苦痛でしかない......



「それは時期に分かります、もうしばらく......ご辛抱ください。」



「......?」
(一体、どういう意味なんだろう......)



百合には翔の言葉の意味がわからなかった......。






ふたりが食事をして30分が経った頃...




「櫻井先生、雅様がお帰りになりました。」



「っ......」
(帰ってきちゃった......じゃあ櫻井先生は......)



「どうやら、今日はここまでのようでございますね(苦笑)
明日はショートケーキをお持ちします(微笑)」



「はい......。」



「......(微笑)
わかりました、すぐに戻ります。
では百合様、おやすみなさい(微笑)」



「......おやすみなさい。」
(......今日は早く寝ようかな......)





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