藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第17章 ♡Story41♡ 離れ離れのふたり
_昼休み
「じゃあ藤ヶ谷先生、お昼食べながら話でもしましょう。」
「えぇ、そうですね。」
俺らはお互いに昼飯を持って人が少ない中庭に向かった。
「北山先生は相変わらず愛妻弁当ですか?」
「そりゃあ新婚でこども出来たてのホヤホヤですから(笑)
でも俺だって料理できますよ!?」
「はいはい。」
(確か、料理って結構する方だって言ってたっけ?)
「そういう藤ヶ谷先生は珍しくコンビニっすね......
いつもなら藤ヶ谷先生か百合ちゃんの作る手作り弁当なのに......」
「っ......」
いきなりそこを突くのかよ......
弁当の話を出した俺が馬鹿だった。←
確かに大体は百合がつくる弁当を持って行っていた。
それでよく北山先生にからかわれるけど......
ほんとこの人はいいこと悪いことどっちも言うよなぁ(苦笑)
「いきなり顔色変えるってことはやっぱり百合ちゃん絡みですね(笑)
まっさかの喧嘩ですか?
百合ちゃん怒らして、弁当作ってもらえなかったんでしょ?(笑)」←
「......。」
合ってるようで合ってない(苦笑)
こんなゆるい状況で深刻な話をするのは......
気まずい(苦笑)←「でしょうね。」
「図星ですね(笑)」
「合ってるようで合ってないですけど......
今から言うことは誰にも言わないでください。」
「あ、はい(苦笑)」
「......。」
(今に始まったことじゃないけど、
さっきの状況の中であの話をするのはやっぱり気まずい......汗)
「ちょっと余計なこと言いすぎて言いづらいっすか?
なんかすいません(苦笑)」
「いえ......最後まで暗い話よりはまだマシかと......」
「......百合ちゃんに、また何かありました?」
太輔の言葉を聞いて宏光は真剣な顔つきになった。
「......
はい......」