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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第16章 ♡Story40♡ すれ違う心、信じる心


団司side


俺は銃で腹を撃たれそのあと意識はあったが途中で記憶は途切れた。



俺は、彼女を助け出すことができなかった......だが、



アイツは無事彼女を取り戻したのだろうか......



今はそれだけが気がかり......






_ピッ...ピッ...ピッ...



病室で電子音が鳴り響く中、俺はゆっくりと目を開けた......



俺は......生きてる?



視線をゆっくりと横に移すと美咲さんの顔がぼんやりと見えた......



「っ団司君......意識を、取り戻したのかい?」



「......_コクッ...」



俺は小さく頷いた、まだ麻酔が効いているため身体は思うように動かせない。



「っ団z..「っ彼女...百合、ちゃんは......?」...っ......」



俺は小さく美咲さんに聞いた。声も思うように出せない......



「っ団司君......彼女は......」



美咲さんは一気に顔を歪めた......



「っ......」
(っまさか......)



もう......






























予想はついた......












「百合ちゃんは、助け出せず......今は兄の、屋敷だ......
徹平君も、今病室にいる......」



「っ......!?」






彼女を、百合ちゃんを救い出せなかった......それに、



志村まで......



あの後意識をなくした俺はアイツがどんな行動に出たのかはわからない。



でも、アイツも撃たれたのか......?






「っすまない......役に、立てなかった......」



「っ......」



あの場には敵の数が多すぎた......少人数で解決できたことじゃない、



彼女を助け出すのにも、かなりのリスクがあった......



だからここにいる人は誰も悪くねぇ......でも俺は、











俺は一番最初に見つけておきながら、彼女を救い出せなかった......




















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