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藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第15章 ♡Story39♡ 亀裂と絶望


「“自ら”そのネックレス、そこの海の中に投げ捨てちゃったよ?(黒笑)」



「っ!?」
(どういうことだよ......)



太輔は目を見開きその場に佇んだ......



「もう君のことは“嫌い”だって言ってたよ(嘲笑)」



「っ......」
(やっぱり......やっぱり百合は......)



「っ彼女がそんなこと言うはずないだろ!?」















俺のことが嫌いになっちまったのか......?







美咲さんの言葉はほとんど耳に入ってこなかった......









_フッ「残念だったな(嘲笑)
彼女の長い恋も、あっという間に終わってしまったね(黒笑)」



雅はそのまま車に乗り込みその場には血を流し倒れている徹平と団司、



「っ兄さん......(睨)」



拳を握り締める美咲、



「っ......」



思考停止した太輔だけが残された......







「っ......!早く救急車を呼ばないと!
......っ藤ヶ谷君、アイツの言うことは紛れもなく嘘だ。
そう簡単に信じるな......」



美咲は太輔に視線を向けたあと、すぐ救急車を呼ぶ手配をした。



「っ百合......」



太輔はネックレスをギュッと握り締め、



百合がネックレスを投げ捨てたという海を見ていた......



「......すぐお願いします。_ピッ...
藤ヶ谷君、あれは兄の嘘に決まっている。
彼女が君を嫌いになるんて、ありえない話だ......」



「......けど俺は百合を傷つけた。
嫌われても、仕方ないんですよ......」



「兄の話を間に受けるな、すぐ彼女を助ける手段を見つける......。」



「......。」



そして美咲は怪我をした二人の応急処置を始めた。



太輔もその手伝いをしているうちに救急車はたどり着き



二人はそのまま病院に運ばれ太輔達も同伴した......








「っ徹平君、立花君......ありがとう......そして、

























ごめんな......」








太輔はそのまま静かに涙を流した.....







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