藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第15章 ♡Story39♡ 亀裂と絶望
団司side
「っなんですって......あの女が......?」
「あぁ、恐らく昨日彼と話していた女というのは恐らく麻井真琴。
彼女もまた、兄に従順な配下さ......」
俺と志村はまた美咲さんと会っていた。
「っじゃああの女は意図的に......」
「あぁ......おそらく男女の関係を崩させるのがあの女の狙いだ。
しかも......今夜だ。」
「っ今夜って......百合ちゃんは仕事......」
「奴らはそこを狙ったんだ!早く、連絡を取ってくれないか?」
「っはい!」
徹平は急いで百合の番号に電話をかけたが......
_プルルルル...プルルルル...プルルルル...『ただいま、電話に出ることができません...』
「っ百合ちゃんでねぇよ......なんで......」
百合は電話に出なかった。
「っ彼女が電話に出ない....っじゃなくて出れない?」
「かもしれないな......」
「念のため、藤ヶ谷君にも連絡を取ってくれ......」
「っわかりました!」
(もしこれで藤ヶ谷先生も出なかったら......)
徹平は不安に思いながらも太輔の番号にかけた。
「っまさか彼女に何かあったのか......っ彼女の携帯GPS!
早く確認してれないか!?もしかしたら、やばいかもしれない......」
「やばいって、どういうことですか......美咲さん......」
「彼女......今彼のうちにいなくて一人なんじゃ......」
「っ!」
(っそんなまさか......)
団司は急いで百合の一情報を調べた。すると......
「っ!?」
(なんてことだ......)
その頃の徹平は......
「っ藤ヶ谷先生!百合ちゃんってちゃんとそこにいますよね!?」
どうやら無事に電話がかかったようだ。
あとは百合がいることを祈るだけだった......