藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第14章 ♡Story38♡ 麻井真琴という女
そして自宅まで送ってもらい......
「ありがとうございます。明日も、よろしくお願いします。」
「あぁ、最近は仕事とかっていうのは入ってないのか?」
「ドラマ撮影はもう終わっちゃいましたからね(苦笑)
基本、モデルーキーと雑誌の撮影は土日ですから......
平日はほとんど学校です(苦笑)」
(なんか今まではずっと学校に行きたくて仕方なかったのに、
今じゃ行くのが怖いよ......)
「......藤ヶ谷先生、まだ帰ってきてねぇのか?」
「そりゃあ学校の先生ですもん、
学生より帰りが遅いのは当たり前ですよ(苦笑)」
「当たり前のことを言うな、志村。」←
「っるっせぇ!
たまに藤ヶ谷先生の方が早い時があるじゃんかよ......」
「はぁ......じゃあ俺らは帰る。
いくらいえにいるからって、気は抜かないほうがいい。
いつ見られているかわからないからな、勿論、今の状況も......」
「っはい、無用心に出ないようにします......」
「堅苦しい部分もあるとは思うが、
アイツ等を捕まえるまで...我慢してくれ......」
「わかってますよ、立花さん達も......無茶はしないでくださいね?
いくら犯人を捕まえるのが優先だからって、危険なことをするのは......」
「ありがとう百合ちゃん(笑)
でも警察官は、無茶をしてでも犯人を捕まえなきゃいけない時があるんだ。
その気持ちだけ受け取っておくよ。」
「っでも!あの時の太輔みたいに......
『っ!?百合!』
『......どうしたの太s.."ガシャン!"......ぇ......』
『っ百合!』
『百合!逃げろ!』
『っ太輔!』
__ガッシャーン!
『っ太...輔......?』
『嘘......ねぇ、太輔......』
『っ早く救急車を呼んで!......早く!』
『は、はい!』
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
なってほしくないんです......」
「百合ちゃん......」
「......。」
もう、誰かが傷つくところ......見たくないもん......