藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第13章 ♡Story37♡ 有栖川雅
徹平&団司side
百合を送り徹平と団司は美咲が待つファミレスに向かっていた。
「あーあ!せっかくうちに上がりたかったのに......タイミング超わりぃ!!」
徹平はお茶をご馳走になることができず不機嫌(笑)
「うるせぇ(睨)
嫌ならとっとと帰ってろ(怒)」
(コイツといるとマジ疲れる......)
__とあるファミレス
「美咲さんは来てんのか?」
「確か、奥の方と言っていたが......いた、」
辺りを見渡してみるとコーヒーを片手に持っている美咲が奥の席に座っていた。
そしてふたりは美咲のもとへ歩み寄っていく。
「美咲さん......お待たせしてすいません。」
「いや、俺もさっき来たばっかりだから気にしなくていい。
君達もなにか頼んだら?
俺の方で奢るよ、話は少し長くなるからね。」
「マジでいいんっすか!?」
「おい......少しは遠慮しろ(怒)」
「(笑笑)...君は相変わらず元気だね(笑)
いいよ、好きなもの頼んで(微笑)」
「す、すいませんコイツが......」
(どこ行っても恥かく......汗)←
そして結局団司も飲み物を奢ってもらうのだった。
「......今日の兄の様子は、どうだった?」
「いたって普通です。彼女とも、他の生徒と変わりなく接していました......」
「そうか......ならいいんだ。アイツのリミッターが外れると、すごく厄介だ。」
「そんなにヤバイ、奴なんっすか?」
「あぁ、裏の顔はね......普段は洋服専門店のオーナーとして
優しい笑みを浮かべてるけど、あれが本当の姿ではないからね......」
「なら、早く手を打たないと......厄介なことになりますよ......」
「そうだな......決定的な証拠が欲しいところだが、今のところ手がかりは無しだ。
かと言ってむやみにあいつの屋敷に忍び込んで証拠を持ってくのも厳しいな......」
「美咲さんは、あいつと一緒に暮らしているわけではないんですか?」
「俺らは元々腹違いだ、俺も有栖川の人間だけど......
一般人の母親に育てられたからね、
屋敷にはあいつに呼ばれたりする時にしか行かないよ。」