• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-

第11章 ♡Story35♡ 恋愛禁止の理由


そのあとステージはなんとか無事に終わった。



『ふぅ......終わった終わった♪』



ステージを終えたチエコは用意されていた楽屋の椅子に堂々と腰をかけた。



『......チエコ、』



『あぁ社長!どうしたんですか?』



『さっきは時間に追われてちゃん聞けなかったが......
なぜ大事なステージがある中ディスコなんぞに遊びに行った?』



『なぜって......彼氏に誘われて、つい楽しくて時間を忘れちゃったんですよ(笑)』



『今回は時間通りに来れたものの......次回からは気をつけるようにな......』



『わかってますよ(笑)』



チエコは笑いながら軽く流した。



だがそれからもチエコは、ディスコに行くのを辞めなかった。



仕事がある中頻繁に通いひどい時には仕事をほったらかしで



ばっくれ状態となる日も少なからずあった。










『まったく、お前って奴は......』



『すいません(苦笑)』



そのたびチエコは何度注意されても軽く流すだけ、



この時のチエコの頭の中は"仕事よりも彼氏"ということが大きく反映されていた。



おそらく仕事に対して無気力だったのはこのせいだったのであろう......。










「そのあとチエコさんは、どうなったんですか......?」



「っ......それはだな、」









__バタンッ!



『っ社長!!!!』



社長室には今までにない形相でチエコのマネージャーが入ってきた。



『どうした......またチエコか?』



この時栄吉は、チエコに対して何の期待もしていなかった。



すでに栄吉の知っているチエコはいないのだから......



『っそれが......バイクとトラックの接触事故で、
チエコさんとその彼氏さんが......』



『っなんだと!?』



話によれば彼氏と二人乗りしていたチエコ、



その際チエコはヘルメットを被っていなかったらしいとか......。



『二人共、事故現場近くの病院に運ばれたらしく、
現在トラックの運転手が事情聴取中とのことです......』



『っすぐ車を出せ!』



『は、はい!』
/ 429ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp