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それでも君がいい。
第14章 記録.14
「わ、私もいるよ」
「そっか。」
夏は恋の季節だと言うけれど。
どうも僕は夏が苦手だ。
暑いし、何より苦しい。
「翔馬はどんな人が好きなの?」
「優しくて可愛い人」
「そ、そんなの私以外でいっぱい居るよ...」
「夏芽?」
海の波の打つ音が聞こえる。
横を向くと、涙を流す夏芽が居た。
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