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それでも君がいい。
第10章 記録.10
「なに2人で仲良しこよししてるの~!?」
夏芽が可愛らしいエプロンに、おたまを持って現れた。
なんか主婦みたいだ。
「咲紀と話してただけだよ。ま、殴られたけど」
「ずっるーい、まぜて~」
無理やり間に入ってくる夏芽。
思わず僕と咲紀は、少しスペースを作ってあげた。
「カレーは?」
「もうでーきた♪」
「さすがです」
おい、猫かぶり野郎。
かしこまる咲紀をちらっと睨むが、睨み返され、ドキッとする翔馬であった。
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