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それでも君がいい。
第9章 記録.9
「おっはよーう!!!しょーーまっ!!」
なぜか、いつもは寝坊助な夏芽が、珍しく早起きして僕の布団をはいできました。
「おはよ...」
「んふふ、翔馬、おつかい!」
はい、と渡されたのはメモ紙と財布。
「へ?」
「今日はね、私特製カレー作るの!!」
特製カレー....?
夏芽って料理作れるっけ。
「早く新鮮な野菜を仕入れなさい!」
何を張り切ってるのか、夏芽は僕を無理やり起こそうと体を揺さぶる。
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