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それでも君がいい。

第4章 記録.4


『彼女、夏芽様じゃない?』
『ホントね。ここに来てるの見たの、私、初めてだわ』
『きっと庶民街には興味がないのよ』

お客さんの声が耳に届く。
好き勝手言って....

「翔馬!見て見て、割引してくれたの!」

「夏芽ってば...」

「ふふ。」

嬉しそうに袋を持つ夏芽。
どうか夏芽に、文句が聞こえませんように。

「翔馬、次はアクセサリーを見たいわ!」

「じゃあ、行こう!!」

「うん!!!」

夏芽は走って店を出た。
そのあとを僕は走って追いかけた。
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