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それでも君がいい。
第21章 記録.21
玄関前に出ると、瑛翔が座り込んでいた。
少し、落ち込んでいる様子だ。
「瑛翔?」
「...」
黙って振り向く。
少し微笑み、すぐに笑みは消える。
「少し寂しくなりました。海外では一人暮らしです。なんだか切なくて」
「そっか」
そりゃ寂しくなるよね。
だってしばらく夏芽達と居たんだもん。
急に1人なんて、なれるわけないよね。
でもそれは、きっと夏芽も同じ。
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