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それでも君がいい。
第21章 記録.21
「翔馬、邪魔よ!!!ほらそこ退いて!!」
「うわ、咲紀なに」
前が見えないほど山ほどの飾りを抱えた咲紀がヨロヨロしていた。
「うっさい、あんたもボケーっとしてないで何かしなさいよ」
「お、おう」
咲紀が持っていた飾りを取ると、あからさまに嫌な顔をしてきた。
>>ガシャン
誰かが僕が持っていた飾りをたたき落とした。
「はっ」
思わずそう呟く。
なんだ、嫌がらせか?
キライだからイジメなのか!?
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