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それでも君がいい。

第21章 記録.21



病気が完治した祝いにと、パーティーを開催することになった。

とは言っても、お得意様や親戚など招待する人は限られていた。

「張り切って準備しましょう!」

いつもぼんやりしている瑛翔が腕まくりし、やる気マンマンさを醸し出していた。

「張り切り過ぎて失敗しないでよ」

「任せて下さいっ!!」

瑛翔も、もうすぐ海外へ戻ってしまう。
ずっと居るわけにもいかないし、何よりやりたいことを残して来たからと言っていた。

離れて寂しくなる分、瑛翔も精一杯にやろうとしているんだろう。
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