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それでも君がいい。

第19章 記録.19



瑛翔の涙を初めて見た。
あんなに夏芽を大切に思ってるなんて知らなかった。

ぜんぶ、瑛翔の優しさ。

「良くないよ。瑛翔はこれからも、夏芽のために優しく笑顔で居てあげなきゃダメだ!!」

泣いていた瑛翔の表情は驚いていた。

「夏芽がどんなに不安になろうと、落ち込もうと、誰かが笑顔で大丈夫って言ってあげなきゃ夏芽の居場所はどこにあるんだよ!!!」

苦しくても笑って、つらくても大丈夫って。
夏芽の強さは誰より知っている。

だからこそ、僕らが強く言葉をかけてあげなきゃダメなんだよ。

「....翔馬...さん...」

大丈夫。
それはきっと僕にも必要な言葉なのかもしれない。
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