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それでも君がいい。
第2章 記録.2
「うるさい、ほっとけ」
「ひどっ」
ぷくっと頬を膨らます。
可愛くないし。
「諦めちゃ、ダメよ」
「は?」
傾けてたジョウロを平行に戻す。
「夏芽さん、好きなんでしょ。」
「...おう」
「支えてあげるの、翔馬だって出来る。諦めんな!」
ぐっ、と応援してくれる咲紀。
そんな応援に、僕はニコッと微笑み返す。
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