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それでも君がいい。

第2章 記録.2



夏芽を好きと分かったのは、最近ってほどでもない。
会ったときの一目惚れ。

でも、その時点で僕は分かってた。
彼女には好きな人が居るんだと。

ガチャッ

庭の花の手入れでもしよう。
気が紛れるかは分からないけど。

虚しすぎる。

これは、自分でも分かってるさ。

『諦めが肝心』

その言葉を掲げ、何度もそむいては好きが増しただろう。

君が僕を好きだと言ってくれたなら。
どんなにいいことだろう。
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