第9章 あの頃～氷帝編～

～テニスコート～

私と跡部さんは勝負をすることになった

向日「おい、いくら手塚の妹とはいえ無理じゃねーの？」

宍戸「勝負が目に見えてるぜ」

さくら「そんなのやってみなくちゃ！」

跡部「忘れるなよ、俺様が勝ったらお前は俺様のもんだからな！ハンデとして先にサーブは譲ってやる」

（何この上から目線！！王様気取りか！！）

さくら「・・・・・っは！！」ﾊﾞｺｰﾝ

跡部「・・・・っ！」

宍戸「何だ・・・今のサーブ・・・」

向日「あの跡部が動けなかった」

さくら「女だからってなめないで下さい！私は手塚国光の妹ですよ？（ﾆﾔ」

跡部「・・・・ふん、そうだったな」

さくら「・・・・は！」ﾊﾞｺｰﾝ

跡部「・・・・っは！」ﾊﾞｺｰﾝ

さくら「（何のこれしき！）・・・っは！」ﾊﾞｺｰﾝ

跡部「俺様の美技に酔いな！！」ﾊﾞｺｰﾝ

さくら「・・・っ！？」

跡部「っふ、俺様の眼力（インサイト）は誤魔化されねーぜ」

（この人強い！お兄ちゃんと同じくらい・・・・やる気出てきた！！）



それから1ゲーム取っては取られの繰り返しで
最終ゲーム跡部のマッチポイントになった


跡部「・・・はあ！！」ﾊﾞｺｰﾝ

さくら「・・・・！（終盤なのに何このボールの重さ！？）」ﾊﾞｺｰﾝ

跡部「終わりだ！！」ﾊﾞｺｰﾝ

さくら「っ！？（ラケットが弾かれた！）」ﾊﾟｺｰﾝ

跡部「破滅への輪舞曲（ロンド）！！」ﾊﾞｺｰﾝ

さくら「・・・・・・・・・負けた」

跡部「ふん、なかなか楽しませてもらったぜ」

さくら「・・・・・・・・・・・・・・・・」

宍戸「どうしたってんだ？」

向日「悔しくて泣いてんじゃねーのか？」

さくら「・・・・・・・・・すっごい楽しかった！！」

跡部「っ！？」