第5章 あの頃~四天宝寺編~
こうして、四天宝寺の人達と仲良くなった
~2週間後~
(はぁー、謙也君達が来ない時間帯は暇だな)
「先生・・・いい加減休んで下さい」
「あー、分かっとる」
「手塚さんのですか?」
(ん?・・・私?)
「あー、どうしても原因が分からん」
「心臓に雑音も見えてますね」
「原因が分からんのに手術なんか出来ひんし」
「でも、そんな力入りおったら見つかるもんも見つかりませんよ?」
「一日でも早く見つけてあげたいんや!!」
「っ!?」
さくら「・・・・・・・・・・・・・・」
ガラガラ
先生「っ!・・・・・さくらちゃん」
さくら「先生・・・ありがとうございます。でも良いんです、もう十分です」
先生「諦めたらあかんよ!」
さくら「分かってます、でも私もそろそろ帰らないといけないし・・・学校もありますから」
先生「・・・・・・・・・」
さくら「私、こんなに必死になってくれた先生にお礼してもしきれません」
先生「礼なんてしんといて、何も出来ひんのやったから」
さくら「先生がそうでも、私には違いますよ(ニコ」
先生「・・・・・・さくらちゃん」
さくら「本当にありがとうございました」