第1章 相談があります
真っ赤になった 名無しさんをニヤニヤしながら眺める銀時。しかし余裕そうにみえでぶっちゃけめっちゃ興奮しているようだ。
「いやそれは…どうやってやればいいかわかんないし」
「わかってねェな〜。 名無しさんは純粋だね〜。 そんなに大っきなおっぱいもってるくせに」
「…もう!……失礼します!!」
むにゅっ
「!?!?!?」
名無しさんは大胆な作戦に出た。その豊満な胸を、銀時の顔に押し当てたのだ。
「こう…ですかね?」
「ムグッ…合格ッ、合格だからッ…!!」
銀時も予想外過ぎる展開にアタフタしている。
「ふぅー…」
「これで桂さんもその気になりますかね?」
「ヅラだって健全な男だ。落ちる落ちる。」
「やった!じゃあ次会ったとき実戦してみます!」
「…ああ、頑張れよ」
「銀さんありがとーございました!では私、神楽ちゃんと遊んできますね!」
「おー…」
扉が閉まると、銀時はつぶやいた
「…とうとう 名無しさんもヅラのモンになっちまうのか。はぁ… 」
銀時として、 名無しさんが桂の物になってしまうまえに、すこしでも 名無しさんに触れたかった。
しかしあのような 名無しさんの悩みに漬け込む形になってしまったことを後悔していたようだ…。
「まぁ、ヅラが幸せにできなかったら、奪えばいい話なんだけどな。はははッ」
そう言った銀時の声はなんとなく弱々しかった。
その日、万事屋のティッシュの減りが異常にはやかったことを、 名無しさんは知る由もない。