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クリスマスの魔法

第5章 溢れる想い


12月21日(出発まであと3日)


ガヤガヤ…


「すばる、遅いなぁ…」

トントン

渋「お待たせ。全然分からへんかったわ」

「仮でもデートでしょ??ちゃんとするし」

渋「せやな。ほな行こか」

「うん‼」



カランカラン

「いらっしゃいませ。お2人でしょうか?」

渋「予約してた渋谷です」

「渋谷様ですね。お待ちしておりました。お席ご案内します」

「予約してたの??」

渋「せやで」



「こちらのお席になります。」

渋「ありがとうございます」


「すごいところだね」

渋「が頑張ってたご褒美やねんから」

「いいの??」

渋「ただし、横とヒナには内緒やで(笑)」

「(笑)」




「ありがとうございました」


「お金…」

渋「ええねん。言ったやろ、ご褒美って」

「でも…仮のデートだし…」

渋「あんまり仮って言うなや。そんなんやと、なんにも楽しまれへんやろ」

「だって、すばるにとって私は実験台なんでしょ??」

渋「そんなん、いつ言ってん」

「言ってないけど、思ってるでしょ??」

渋「そんなこと思ってへんよ。今は綺麗に着飾ってるといるんやから、俺は得やろ??」

「得??」

渋「横もヒナも見たことないを一人占め。やから、余計なこと考えんなや」

「…わかった」

渋「よし、良い子(笑)。それより、街中クリスマス一色やな」

「あと3日だもんね」

渋「今年はショートとノエル、どっちがええ??」

「いゃいゃ…誰と食べるの??」

渋「毎年買ってるやん。どっちや??」

「1人で食べる量じゃないでしょ」

渋「ならいけるって」

「だから、いらないって」

渋「せやったら、こうせえへん??25日にみんなで集まる」

「…みんなで??」

渋「あかん??」

「……どう考えてもダメでしょ」

渋「あかんか…」
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