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黒バス:恋愛小説
第1章 実渕玲央:金曜日の事情。
会社から徒歩5分の最寄りのBARでバイトしてる私の後輩君。
「そうなのー。今日も疲れちゃった。」
いつものお願い、とカウンターに座るころには用意され始めるリキュールのビンに私の常連加減が感じさせられる。
「さんは最初はいつもこれよね。」
今週もお疲れ様、と女性顔負けのウィンクを飛ばしてくる彼の名前は実渕玲央。
なんだかんだ地元で進学して、地元で就職して実家暮らしの私と
進学を気にこっちに出てきた後輩君はサークルと共通の友人を通じて仲良くなって早三年。
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