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黒バス:恋愛小説

第1章 実渕玲央:金曜日の事情。




「それは…。」


「私今日ラストまでなの。」


言いよどんだ私の台詞を遮って玲央ちゃんが呟く。


「それとも、今日は彼の家に泊まるの?」


くすりと私を試すように笑う玲央ちゃん。


いつもより低いその口調に私は何も言えない。


こんな玲央ちゃん知らない。


彼は一体、何に怒っているのだろう。


「ごめんね、お待たせ。」


吸い込まれそうな瞳に見つめられて何も言えずにいると、電話を終えた彼が戻ってきた。

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