第7章 小学校編-修学旅行-
志 「やった~新一~ありがとう、あっ哀、やっぱりあの話なかった事にするわ」
哀 「はぁ?あんたっていまさら」
志 「なにか契約書でも?」
志保は勝ち誇ったように哀を見下ろした。
哀 「やっぱあんたって最低ね・・・」
志 「新一、よろしくね♪」
新 「志保、何言ってんだ?」
志 「・・・?」
新 「お前は、光彦とだぞ」
志 「えっ・・・なんで?」
新 「お前話聞いてなかったのか?最後は俺と光彦だからお互い引いたんだ、だから俺は哀、オメーは光彦だ」
哀と志保が密談しているときにそう決まっていた。二人は話に夢中で聞いていなかった。志保は教室の前でクジを引いていた光彦を見ていた。
光 「阿笠さんよろしくおねがいします」
うなだれて席に座る志保。教室が笑いに包まれた。
志 「哀・・・契約は・・・?」
哀 「あらっ、契約書が無いから無効じゃなかったかしら?」
哀は笑って答えた。
志 「あれは・・・その冗談で・・・」
哀 「さぁしらない~」
志 「お姉さま~どうぞ御慈悲を~」
哀 「考えておくわ」
何とかすべての班分け、席分けが決まった。
先生 「よし、修学旅行は来月だからな~行き先は大阪、2泊3日基本は班行動だからな」
修学旅行前々日(土曜日)、放課後、
元 「明日は練習休みにしたからな」
新 「どうしてだ?」
元 「来週からの修学旅行の準備とかあるだろうからな」
新 (そういや俺何にも準備してね~)
「ありがとな元太」
その日の夕方
志 「哀、もうすぐご飯できるから新一呼んで来てくれる?」
哀 「そうね、わかったわ」
工藤邸
哀 「新一、新一」
新 「あぁ、哀か~」
哀 「ご飯できるよ~」
新 「あぁ、ちょっと待ってて。ちょと今色々と」
哀 「何してるのよ?」
そう言いながら哀は新一の部屋に上がっていく。
哀 「何してるのよ?」
新 「見りゃーわかるだろ?修学旅行の準備よ」
哀 「まだしてなっかたの?」
新 「部活の練習が忙しくってな」
哀 「まったくもう」
新 「そいや哀明日なんか用事あっか?」
哀 「別に無いわよ」
新 「そっか、なら買い物付き合ってくんねーか?」
哀 「えっ・・・」
(それって・・・)
新 「色々買わなくちゃいけねー物あっからさ」