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【ハイキュー‼︎】【オムニバス】 岩泉一の恋愛事情

第8章 乱される……



ふふん、と鼻で笑う顔に、ちょっとカチンときた。

かっこよくて素敵。

みんなそう言う。

青葉城西のイケメンNo.1

たしかに、見た目はカッコいい。それは認める。

でも、やっぱりこの性格、好きになれない。

小さい頃も、苦手だった。

「てか体冷えてんじゃん」

拭くためにブラウスをまくり上げてた素腕を掴まれて、反射的に振りほどく。

「っ……やっ!」

「うわ、俺ってもしかして嫌われてる?」

「あ…、ごめんなさい」

「シャワー浴びたらあったまるよ」

更衣室にはシャワー室がある。

足元と天井側がオープンになっている個室タイプが並んでる。

「いいです」

「遠慮しなくていいから」

及川さんが一つのシャワーをひねると、勢いよくお湯が流れ出す。

すぐにもわりとした湯気が立ち込める。

空気が暖かい。

でも……

「タオル、ありがとうございました。帰ります」

「そんなに俺が嫌?」

「え……」

いきなり、何?

「こんなに優しくしてあげてるのに、やっぱり岩ちゃんがいいの?」

すっと間合いを詰められて一歩下がると、いきなり抱きしめられた。

「ちょっ、やめてっ……」

もがいて逃れようとすると、そのまま今度は後ろから羽交い絞めのように抱きしめられる。

腕の力が、強くて……怖い。

「ねえ、なんで岩ちゃんなわけ?」

首筋に甘ったるい吐息がかかる。

「っ…ぁ……」

「俺、君のこと昔から気に入ってたのにさ」

「そんなの、知らな、い……んっ」

やだ、手が…

「ぁっ……」

及川さんの大きな手がボタンをはずしてブラウスの中へ入り込んでくる。

ブラの下を滑る指……

慣れてる、この人。

「うわ、肌超冷たいじゃん」

「っ、……やめてっ……」

「でもここ、尖ってる。ほら」

「……っ、あんっ」

いきなりそんなキュッと乳首を摘ままないで……

「もしかしてもう感じちゃってる?」

「……ってない」

「こんな硬くなってるのに?」

「寒かった、から……」

「そ、じゃあ温めてあげようか」

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