第1章 プロローグ
『んっ、… 』
その日はあまりにも自然に目が覚めた。
_5:00か…
時計を確認すると5:12の文字。
時計の近くにあるスマホが
チカチカ
と点滅していた。
夜遅くに誰だろう?
疑念しか頭に浮かばずとりあえず確認してみることにした。
差出人は《ユカリ》
__縁[ユカリ]から? どうしたんだろう?
…………………………
Dear:紫月
お誕生日おめでとう!
こんな時間だし寝てるかな?
やっと勉強が終わって私は今寝るよw
明日は部活だから直接言えないからメールしたよ(♡˙︶˙♡)
まぁ、私と仲いいってことはそれなりにおかしい紫月。
あんま言わないけど大好きだよっ💕
それじゃあお休み。
From:縁
…………………………
『ハハ、おかしいって自分で言う?』
送信時間は1:48
寝てるって…
『ありがとう。縁…』