第3章 突き進め!!苦難なお笑いの道へ~
「ツッコミかあ。」
翌日私はお笑い用語の講義を思い出していました。
ツッコミにもいろいろあるんですね。そんなことを考えながら養成所に向かいました。本気塾の門を叩くと最初君とななみさんはすでに来ていました。
「2人ともおはよう。」
「おはよう。」
今日も朝から発声練習です。
「そういえば千花夏ちゃん、僕昨日の夜にコンビ名を一生懸命に考えてきたんだけどね。」
最初君が授業が始まる前に私に話してくれました。
「それでどんなのを考えてきたの?」
すると最初君が考えてきたリストを渡してくれました。
1:おさげとまる頭
2:アダムとイヴ
3:青と赤の交わり
「うーん。このアダムとイヴって?」
と私が聞くと最初君が照れくさそうに答えてくれました。
「ほら、僕らって男女コンビじゃん。アダムとイヴって裸なんだよな。裸になるってすごく勇気がいるし新鮮な感じがするし・・・あっ!だからといって裸芸やるわけじゃないけどな。いいスタートラインに立てるかな?てさ。」
「なるほどね。でも私はアダムとイヴは好きじゃないな。私もコンビ名考えてくるね。それで私のも見てから決めようよ。」
「OK!!」
ということになりました。