第2章 上京してから
この日はこれにて流れ解散となりました。さすがにお弁当を持ち歩いてそこらをぶらついてるとかあんたら何なんだよ!?っていう目で見られることはほぼかくですからね。明日は養成所とバイトがあるので頑張りたいと思います。そういえいばお弁当を食べている時に最初君がこんなことを言っていました。
「千花夏ちゃんとは違って僕らは親の仕送りがあるからまだいい方かもしれないね。でも僕はいつまでも親に頼ってちゃいけないと思ったんだ。だって僕らが通ってる養成所の年間費用って25万だぞ!まあ僕の場合は少しは親に負担してもらったけど高校生の時もアルバイトしてコツコツ貯めていたからね。でもこの先はアルバイトしないといけないなって思ったんだ。そこで僕は早起きが得意なのを活かして新聞配達してるんだ。」
「へえ、すごいね。」
私もななみさんも感心してしまいました。
「それでななみさんはアルバイトしてるの?」
私がななみさんに聞くとななみさんは猫のポーズをして舌を出して・・・。
「私、メイド喫茶で働いてるんだ。」
「ええええ!?嘘だよね?」
これには私と最初君も驚いてしまいましたが冗談だとわかり笑顔になりました。
「やだ、嘘に決まってるでしょう。冗談よ!本当は喫茶店でアルバイトしてるの。でも半分嘘じゃないわよね?」
まあ喫茶店もお客様にコーヒーやお菓子を提供したりメイド喫茶と似ているのかな?コスプレしてるしてないの違いだけ・・・あっいや、なんでもないです。
私は2人にスタバでバイトしてると話したら”最先端だね”って言われました。そんなに最先端だったなんて初めて知りましたね。
そんな話もありましたね。やっぱり仕送りの2人組もちゃんとアルバイしてたんだなって思いました。
さて、私は2人と分かれて本屋で立ち読みしてしまいました。雑誌はただで読めますからいいですよね。本当はタダ読みって良くないんでしょうけれどいつかはお金払ってちゃんと買うぞ!!と意気込んでたら日が暮れて~っ何時間読んでたんだか。家に帰って夕食を一人で作って食べました。それから銭湯に行ってお湯に浸かってきました。でも銭湯の自動販売機には目も呉れずさっさと家に帰りました。だって家に帰ってからジュースは飲めばいいじゃない?それから弟に手紙を書いて封筒に入れました。あとは切手を買って郵便局に出すだけですね。それじゃあ明日も忙しくなるのでおやすみなさい。