第5章 真っ赤なお笑いの秋に！

「みなさん、昨日のダンスは如何でしたか？今日はperfumeさんの”spending all my time”をやろうと思います。この曲は歌詞が英語になっているのが特徴でダンスもかなり難しいですね。3人で組んでperfumeさんのそれぞれのポジションを決めてみましょう。」
泉先生が手を叩いてそう言いました。
「うわー朝から早とちりののっちさんのグループやりますか！？それで誰が誰やる？」
私は朝からperfumeさんのダンスをやると聞きついていけるか心配でした。
「やった！私の好きな歌手のだわ。私はゆかちゃんやるから千花夏さんはあーちゃんね。それで・・・。」
ななみさんは嬉しそうにガッツポーズでした。そして最初君の方をじっと見ていました。
「ええ？僕がのっちさんやるの？」
「そりゃーそうでしょう。他の男子だってやるんだから。早くポジションに着く！」
私も最初君もななみさんに言われるがままにポジションに着きました。
「さて、ポジションは決まりましたか？それではダンスに入りますよ。まずはあーちゃんポジションの方は左横向き、ゆかさんポジションの方は右に横を向き、のっちさんポジションの方は2人を挟んで前を向いてそれぞれ口を右手で覆い隠してください。そこからステップに入りますよ。」
１，２，３・・・。ダンスレッスンがまりました。
「えっとどっちの足から出すんだっけ？」
と、しどろもどろの私にななみさんが細かく教えてくれます。
「左からよ。」
「はい、左、右、そこ後ろに下がって～！」
どうしても泉先生の言葉１つ１つがおねえ言葉に聞こえちゃうのは何故かしら？
「そこまでできたらあーちゃんの方は前を向きゆかさんの方は左に向いてください。のっちさんの方はそのままです。」
「Spending all Spending Spending all my time　loving you loving you forever～♪」
この曲は手の動きが難しく苦戦してしまいました。
「はい、そこまで！明後日も続きをやるので今日やたっとこおさらいしといてねぇ～。あとそれぞれのポジションを忘れずに！」
こうしてダンスの講義が終わりました。次は英会話だな。養成所もバイトも只今大忙しですが頑張りますね。それでは！