第5章 真っ赤なお笑いの秋に!
次の日は9月の21日です。この日は養成所終わりにバイトがありました。最近最初君とネタ合わせが多かったせいか久しぶりのバイトです。※バイトさぼてったとかじゃないからね!!
「いらっしゃいませ~。」
秋は栗にさつまいも、きのこにさんまが美味しい季節ですね。
さんまと言えば明石家さんまさんですよね。国民的スターだから知らない人はいませんよね?そして大竹しのぶさんやIMALUさんも有名ですよね。まぁサラブレット家族は羨ましいがうちはお母さんが専業主婦、お父さんはサラリーマンと言うごく普通の家庭です。ちなみにななみさんのお父さんは猟師だそうです。さすが沖縄ですわね。そしてお母さんがプロのフラダンサーをしていたそうです。今は引退されていますが。でも本題はここからですよ!最初君の両親がすごかった。お父さんはプロのJリーガーだそうです。ただ、日本代表には選ばれていないとのこと。お母さんが元芸人さんだそうです。羨ましすぎる。
その話を次の日のお昼に3人でワイワイ話しておりました。
「最初君のお母さんがまさか元芸人だったとわね。」
私は驚きの反面、お母さんのネタを見てみたくなりました。
「いや、そこに驚きます?お父さんの方が凄くないかな?」
と最初君はサラダを食べながら指摘しました。
「それで最初君のお母さんのコンビ名とネタは何だったの?」
私は最初君に聞きました。
「えっと確かグリーンウーマンだったかな?名前の由来は家庭菜園がどちらも趣味だったからみたいだよ。ネタは歌ネタが多かったみたいだね。どんなのかは詳しくは知らないけど。」
「うわ、歌ネタ?私達まだやったことないよね?」
私は最初君の言葉に驚いてしまいました。
「歌ネタね~。あれでやっていくのは相当な覚悟がないとできないし売れる確率は0に近かったりしてね。」
こんないいタイミングでななみさんは話に入ってきますか・・・。確かに歌ネタじゃあ厳しいのかな?
歌ネタかぁ・・・。考えもしなかったな。
「でも養成所でやってみて失敗したならそれっきりにすればいいもんね。」
私は最初君に歌ネタについて提案してみました。
「いいかもな。1回やってみる?」
次のネタ見せでやってみようと思います。こうご期待あれ!