第5章 真っ赤なお笑いの秋に!
次の日も続きの講義です。
★シュール:シュールレアリズムの略。シュールレアリズムとは、写実的な表現を否定し、作者の主観による自由な表象を超現実的に描こうとする芸術上の方針、の意。
お笑いの世界に当てはめると、日常の生活では起こり得ないような事象を表現しつつ、現実の世界とだぶらせることで笑いを生み出す、といった感じか。かつてのよゐこが、このコントを得意としていたが、現在は見る影もない。
対義語:ベタ
★しょっぱい:塩辛い、ということではなく、単につまらないライブのことを表す。元々は格闘技界の用語。
用例:「~ライブ」
★真打(しん-うち):江戸落語会での役職の一つ。通常、前座になってから10年ぐらいで真打に昇進するとのこと。特徴として、寄席でトリを取ることが出来る、弟子を取ることが出来る、そして、「師匠」と呼ばれる、など。
★素(す):普段は観客を笑わせるために「演じて」いる芸人が、何か突発的な現象が起こったときに芸人としてのリアクションが取れず、その人そのものの本質的な要素が全面に顔を出すとき、この言葉を使う。藤井隆がよくこうなる。
用例:「~に戻る」
★ず:言葉ではないが、コンビ名の最後の文字は「ず」で終わることが多い。あと、「ん」も多い。
どるふたーず、とんねるず、とみーず、なぽれおんず、らーめんず、など、数えたらきりがない。
★すかす:ある前フリがあったときに、観客が予想するオーソドックスなギャグ、ボケ、ツッコミをあえてせずにその場を流すこと。
名詞:「すかし」
★スキット:寸劇(軽いタッチでユーモラスに描く)、または、(軽い)風刺,風刺文のこと。言葉だけ見るとコントに似ているが、コントよりも軽い感じなんでしょうかねえ。
★スジふり:どんなボケに対しても確実に切り返しの出来る、有能な司会者のこと。明石家さんまあっての村上ショージみたいなもの。村上さんはさんまさんがいないと非常に辛いです。
この日の講義も盛りだくさんで終わりました。はぁ・・・疲れたけど明日も頑張ろう。