第5章 真っ赤なお笑いの秋に!
9月8日になり、季節も段々秋らしくなってきました。そして今日の養成所では英会話の授業からスタートしました。
「Hello evereybody! さて、今日の授業では海外のコメディアンについて学びましょう。そこで取り上げるのはこの方です。」
エリック先生に紹介して頂いたのはイギリスのコメディアンの方でした。彼は脳マヒと言う障害を患っており車いすに乗っていましたが上半身は普通の方と変わりなく動き、会話もしっかりされていてすごいなと思いました。そんな彼の名前は”Jack carroll"さんという方で年齢は18歳ってことは高校生でしょうか?私よりも若いなんて羨ましいな。そんな彼のネタを見ているとある点に気が付きました。それは話が長いという点です。
「彼だけではありませんが海外のコメディアンの典型的な例ですね。日本では東京03や、漫談を得意とするきみまろさんなかがそうですね。海外のコメディアンの特徴は話が長いという点です。話の流れがスムーズであったりお客さんを笑いの渦に引き込む点は素晴らしいのですがこちらのやり方だと最初から最後まで話を聞かないとわからない部分もあるでしょう。なので途中から聞いたらわからなくなってしまいます。一方の日本では仕草やポーズ、見た目などで一目でわかるようになっていますね。例えば体物まねと言ったらどんな人が思いつくでしょうか?」
先生の質問に私は手を挙げて答えました。
「ロバートの秋山さんです。」
「That's right!他の例でいうとピンクベストと言えばオードリーの春日さん、AKB48の物まねと言ったらキンタローさんと言うように日本のお笑い芸人にはそれぞれ特徴があります。海外のコメディアンは話し方には特徴はありますが彼らがいざ、変顔をするとなると話の中に織り交ぜなければならず日本人の君達には見過ごしてしまうかもしれませんね。」
エリック先生はそう説明した後Jackさんの他の動画も見せてくれました。彼はコメディアン以外にもイギリスで俳優業もされてるみたいです。障害者なのに凄いなと感心してしまいました。それと彼は障害者でもあるけれど障碍者でもあるのだと思いました。この日はためになる授業で楽しかったです。さて、養成所終わりにバイトでも行きますかな。それじゃあ、またね~!!