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女芸人の日常

第4章 私のお笑い計画書


8月24日、私は今家の鏡の前にいます。
「そろそろ髪を切りに行かなきゃ。」
久々に三つ編みを下してみたらとんでもないことになっていた。
「床屋に行かなきゃいけないなって・・・まあいっか。」
そんでもって久々に床屋に行きました。本当は美容院がいいんだけどそれは売れてお金が貯まってきたらにします。床屋さんで髪をすいてもらい2cmほど切って頂きました。はい、ご覧の通りいつものおさげヘアーはかわりませんが、今後ともよろしくです。
あと6日過ぎたらもう9月ですね。夏も近づく八十八夜~♪から虫の声に変りつつある季節です。って言われてもわかりにくいよね。
そう言えば最近養成所にてななみさんと話していたらななみさんが異様なまでに”ストック”と言う言葉を使っていました。
「ねえ、ストックって何?」
と、私が聞くとななみさんが笑っていました。
「ストックってとっておくってことだよ。だから私はいつもサンダアンダギーをストックしてるの。」
「へえ~そんな意味があったなんて知らなかったな。常に完備してるってことね。」
するとそこに最初君が呆れた顔をしてやって来ました。
「ストックの意味も知らないの?って言うかななみちゃんまで。これだから非常識な女子は困るんだよね。」
「何よ!知ったかぶっちゃって。」
ななみさんが最初君に突っかかってきました。
「いや、あのね。ストックっていうのは甘い香りと豊富な花色のことを言うんですよ。アブラナ科で原産地は南ヨーロッパで・・・。」
最初君のうんちくワールドが全開になりななみさんもますますヒートアップ。
「花の訳ないでしょう?何適当なこと言っちゃってるの?だいたいストックっていう名前の花なんか見たことないわよ。私のいた沖縄にだって咲いてないんだからある訳ないでしょう?それにストックって言うのは貯蔵、蓄積って言う意味で容器、物入れ。同種のものを多数入れられるものや、フローとストックモデルにおけるストック。経済学などで用いてるし、レパートリー、持ち歌っていう意味もあるし色々な意味があるんだよ。それにスープストック ってよく聞くじゃない?ドイツ語「Stock」(正しくは「シュトック」)って言ってるんだから花の名前なんておかしいわよ。」
なんか2人がケンカしてるみたい。お願いだから静まって~。なんてこともありましたね。後で確認したらどちらも名前が同じで別物でした。
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