第4章 私のお笑い計画書
8月20日です。あと10日で9月なんて早いな~。
「この日はキャラを学んでいくぞ。キャラクターの略。キャラクターとは、演劇・小説・漫画・アニメ等の登場人物(の役柄)を指す。ウッチャンが大変多くのキャラを持っている。その数が多ければ多いほど、芸の幅が増す。反面、あまり多すぎるとキャラに頼ってしまい、フリートークが苦手になってしまうこともあるので注意だな。空気を読むは芸人の資質として、これがとても重要。一般社会にも通じるものがありますね。 空気とは、観客の心情を表していることが多いです。観客から笑いが起きやすくなっているときは、場の空気が暖まっている、逆に、あまり笑わないときは、場の空気が寒い、などと使われるそうだ。明石家さんまさんが若手芸人に対して、『場の~ように』とよく言っておりますね。続いて”食いつく”だが他の芸人のボケ、前フリに対して反応を示すこと。萩本欽一氏がかなり得意だ。素人限定ですが。こちらはあまり使われないけどまあ覚えておくようにな。次はくすぐりだ。前にも習ったと思うがおさらいするぞ。観客が『くすっ』と笑う程度のボケ・ギャグ。どんなに頑張ってもこの程度の笑いしか取れない芸人はかわいそうになってくる。よゐこの有野さんが超得意だ。ぐだぐだは中途半端なこと。また、演者が中だるみしてしまいボケ、ツッコミに躍動感がなく淡々と進んでいってしまうこと。計算だが勘違いしないで欲しい。別に算数を解いているわけではなく、笑いを取る際にあらかじめ考えた内容で、『狙って』笑いを取ること。大概の芸人はこれで笑いを取っているはずなのだが、たまに『天然』的要素でもって笑いをとる芸人もいる。それから”ケガレ”だ。『汚れる(けがれる)』とは、そのものの価値と目される神聖さ、美しさなどが失われたり損なわれたりする事のこと。それの名詞形と思われるが、ケガレといわれた芸人さんの共通点は、売れてない時期が長く、ファッションセンスが時代とずれている、なんか見た目が汚らしい感じがする、などがあり、転じて下積みの長い芸人さんのことを指しているものと思われる。それを表現しているのが『ロケットまもる』だ。生徒のみんなも新しいことを吸収するのも大事だが今までのことを振り返るのも大事だぞ。」
今日の養成所も何事もなく終わりました。それでは明日ね。