第4章 私のお笑い計画書
翌日は朝にバナナを食べて養成所に息が寺手紙をポストへ出してきました。
「みんなおはよう!!」
今日も元気にいきましょう。
「昨日は暑かったね。」
「猛暑だったよね。僕扇風機つけちゃったもん。」
こんな話で3人で盛り上がっていました。夏だな~。
「でも、ななみさんのいた沖縄の方がもっと暑そうね。」
私はななみさんに聞きました。
「そうなのよ。海があって涼しいと思ったら大間違い!!沖縄は暑いさ~。」
そんな話をしていると講義の時間がやって来ました。
「今日はがやを学んでいこう。おそらく、『がやがや』から転じた言葉だと思われる。『がやがや』とは、何人かの人の立てる物音や声が、不揃いである上に相互に干渉し、何を言っているのか分からないこと。芸人にとっては、いわゆるその他大勢のことだ。すなわち員数合わせだ。続いて絡みだが、一般的には、相手に対してボケ、ツッコミ、ネタフリをすることであるが、最近は、コンビならばコンビ以外の芸人に対してそのようなことをすることを指している。世間では、○○と××が絡んだ、といったことに一喜一憂している人もいる。
用例:『とんねるずとダウンタウンの~は向こう10年はないだろうなあ』用例はあくまでも例えだからな、君らがプロになたっ時には君ら自身に置き換えて頂きたい。そしてカルテットだが音楽の表現で聞いたことはないだろうか?四重奏、あるいは四重唱の意味であるが、お笑いの場合、四人組のことを指す。主に、音楽を使ったコント、漫才をするグループにこの表現が使われる。用例:『玉川~』『トンキー~』が例だな。それから次は説明が長くなるが逆説的を説明しよう。『逆説』を辞書で引くと、『①真理に矛盾した意見』『②普通の人とは逆なことをいう論』『③一見真理や常識に反するようで、実は真理を表している説。”急がば回れ”の類。パラドックス。』とある。お笑いの世界に置き換えると、あるシチュエーションで、その時の本筋な笑いがあったときに、その笑いとは180度異なる手法で笑いを起こしたときに、逆説的な笑いであるといえるだろう。ネタで勝負している笑いの中に、ダジャレの笑いを入れる、あるいは、シュールなコントの中にお約束の笑いを入れる、など。用例:『~な笑い』。新しいことが増えると覚えることも沢山だがしっかり頭に入れておけよ。」
こうして今日の養成所もあっという間に過ぎていきました。