第4章 私のお笑い計画書
8月10日になりました。この日の養成所のお昼休みにいつめんとご飯を食べていたらななみさんが”しりとりをしよう”と言ってきました。
「ただし、夏の風物詩限定しりとりね。」
「なんじゃそりゃ?」
冷やし中華をすする最初君が驚いていました。
「今から夏に関係することだけのしりとりをするの。普通じゃ面白くないからね。」
と言うことで夏の風物詩しりとりスタート!!(ここからはしばし私達にお付き合いくださいね)
ななみ:「まずは私から!!しりとりの”り”でリオデジャネイロ。」
千花夏「え?あ~オリンピックね。風物詩じゃない気がするけどまぁいっか。えっとロ・・・ロックフェスかな?」
最初「すいか!食べたいな~。」
ななみ「蚊取り線香、そろそろ出さなきゃ。」
千花夏「え~?まだ出してなかったの?ウナギのかば焼き!!一度でいいから味わってみたい。」
最初「き…きゅうりかな?」
ななみ「夏って感じするわよね。り・・・また”り”だ・・・。りんどう??」
千花夏「いや、りんどうって多年草だから夏関係ないと思うよ。はい、終了~。」
ななみさんが言い出しっぺなのにななみさんで始まりななみさんで終わりました。
こうして賑やかに養成所は過ぎていきました。
「さて、バイトへ一直線よ!」
制服にバシッと着替えたらレジへGO!!
「いらっしゃいませ。」
するとお客さんがやって来ました。
「すみません、エスプレッソ・チョコレート・グラニータと言うのは今は売っているんですか?」
「大変申し訳ございません。こちらの商品は7月13日付で販売終了とさせて頂いておりますので、只今販売いたしておりません。他のメニューはいかがでしょうか?」
私はお客さんに他のメニューを勧めてみました。
「今の季節ですと『珈琲ゼリーココナッツミルク』&『珈琲ゼリーアフォガートビター』がおすすめとなっております。」
「それじゃあ、それください。」
「2つでよろしいでしょうか?」
「はい、。」
こうして何とか乗り切ることができました。
「やったね!!」
後ろでスタッフの方が小さく励ましてくださりました。
こうして今日のバイトも終了して気が付けば夕方でした。
「さぁ、帰って残りのそうめん食べちゃうぞ。」
それでは明日も頑張ろう!!明日は養成所お休みなうえにバイトもお休みです。何しようかな??