第4章 私のお笑い計画書
ななみん「主人公が死んでいる~から始まる物語って聞かない?例えば乙一さんの夏と花火と私の死体”とかアレックスシアラーさんの”青空の向こう”とかあるんですよ。」
すると明かりが消えてななみさんの方へスポットライトが当たりました。
ななみん「ええ?ここはどこだ?なんで僕は死んでるんだ~。棺桶から出してくれ~。でも棺桶からは出ることはできません。だって君は言ったじゃない。カンはOKだって。」
ななみん「主人公が死んでいるなんて普通でないところがいいですよね。次は:誰もが主人公だと語るうさんくさい話です。」
ななみん「正義のヒーローとか戦隊ものって必ずこれが来るんですよ。」
そこでななみさんがピンクのヘッドフォンをつけてお決まりポーズでこう言いました。
ななみん「正義はからなず勝つ!」
そこにKANさんの愛は勝つという曲がかかりました。
ななみん「それではいてもたってもいられずはみ出してしまう主人公をやりたいと思います。」
これはなんだ?イメージがわかないが。
ななみん「漫画だとページの枠からはみ出しちゃう人が居るんですよ。例えばドラマや映画ではでしゃばりすぎな主人公とか。」
ななみん「ねえ、ちょっと聞いた。隣のクラスのウルトラマン君っていう子冴えないじゃない?と、友達の会話に勝手に入ってくるやつそんでもて話題を変える奴!いるんですよ。他にはこんなのもあります。」
そう言ってななみさんはヘッドフォンを外して高めの声でOLになりきりました。
ななみん「先輩~その電話外国人のお得意様からですか?だったら私代わりましょうか?」
見事にぶっりっこ&でしゃばりなOLを演じていました。これには会場も大爆笑でした。
ななみん「Hello. This is X company. May I help you? Just a moment, please. I'll transfer you to the person in charge. 」
ガチャンと受話器を置いてななみさんが最後に一言。
ななみん「ふざけるんじゃねーよ。私のチャンスを取らないで!!世の中には沢山のお話があります。皆さんがそれぞれ人生の主人公ですねってさっき言ったことと変わらないじゃん。どうもありがとうございました。」