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女芸人の日常

第4章 私のお笑い計画書


みなさん、暑いですか?ハイ、暑いですね。こちらの養成所では新しいことを学んでおります。
★上手 下手: じょうず、へた、とは読まない。読み方は「かみて」「しもて」。
客席から見た舞台と舞台から見た客席では、右、左が別々になってしまうので上手、下手と言う。客席から見て、左が下手。右が上手。 奥、前などと使い、「下前(しもまえ)から出て上奥(かみおく)にはけて」などと使う。
センター 舞台の真中。漫才などはもちろんセンターで演じる。

★はける :舞台から去ること。
出ることと合わせて、デハケとか言う。
例:「上手から出て、下手からハケて。」
立ち位置 自分の立つ場所。

★ばみり:(ばみる) 立ち位置や、小道具の場所を決めるために、舞台上などに貼る印。
例えば、舞台だと暗転になると真っ暗なので、蓄光テープを使ってばみる。「場を見る」が由来。
★袖、:舞台袖 舞台の脇。
★板: 舞台のこと。芸人は板にのってなんぼ、とか使う。
板付き芸人というのば、劇場に張り付いてる芸人のこと。
す舞台 いじったり、仕込んだりしないそのまんまの舞台。

★前説 :舞台やTV収録の本番の前に行う説明や注意事項。
★小屋: 劇場のこと。
★香盤:「こうばん」と読む。出演の順番表のこと。

なんだか学ぶことがたくさんありすぎて訳分かんなくなってきた・・・でもこの膨大な量を覚えなきゃあかんのです。頑張ります!!
養成所終わりにななみさんと歩いていたらセブンティーンアイスを発見しました。これはアイスの自動販売機です。
「ここのアイスって美味しいわよね。」
「私は初めて見るな。」
そうなんです。私はこの自動販売機を見るのがお初なんです。
「でも外国人にも人気よ。抹茶味とバニラが占めてるって感じかしらね。」
ななみさんはそう言ってアイスをガチャリ!!
「千花夏さんは食べないの?」
「うーん、私は節約していかないとやっていけないからね。」
「親の仕送りがないなんて大変ね。頑張ってね。」
私はここは少し我慢して先に進みました。
でも売れたら食べれる日が来るんだと我慢です。
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