• テキストサイズ

とうらぶっ☆

第11章 閑話休題:鶴丸国永



鶴丸国永がこの世に顕現されて一番初めに見たものは、これから共に闘っていくであろう仲間だった。
その次に目にしたものは、この先主となる一人の人間だ。

鶴丸国永は男の姿を見てすぐに、男は自分に特別な感情を抱いたのだと理解した。
目を僅かに見開き、その瞳にはきらきらと星が弾けていた。
ほんのり頬を染め、きゅっと唇を噛み締めている姿を、鶴丸国永は今でも鮮烈に覚えている。

ただの刀であった頃からいろんな人間のもとを渡ってきたからか、鶴丸国永はそういった人の感情に敏感であった。

/ 286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp