第3章 ゼノ・ジェラルド
アルバートは今日はなにに興奮しているのですか?
手になにか紙のような物を持った男性が
そう問いながら入ってきた。
アル 「ジル!!聞いてください」
アルはジルに駆け寄り先日
城下町で起きたゼノの行動を身振り手振り
話し始めた。
一通り話しを聞いたジルは
ジル 「旦那様は今日もお優しいですね。」
少し含みのある笑顔を顔に貼り付け
ゼノを見るのであった。
ゼノ 「なにを考えている?」
ゼノはそんなジルの顔を見てそう問う。
ジルはゼノに持って来た紙を渡し
ジル 「リーデルなんて珍しい人種見たことないですからね。連れてきたら私がきっちり教育してさしあげましたのに。」
ゼノは渡された紙を見た。
ゼノ 「・・メイド・募集?」
そこには城で働くメイドを募集する紙であった。