第1章 不思議な・・・声?
私は高宮 沙菜(たかみや さな)。城ノ内高校2年。
私はボランティア部に所属している。
今日は雪の降る中、町内でゴミ拾いをしている。
ボランティア部の主な活動は今日のような町内の清掃活動だが、他にも老人ホームに行って劇をしたり、小学校や保育園に行って読み聞かせをしたりもしている。
にしても・・・本当に寒い。
少し吹雪いてるくらいなのに外でゴミ拾いを2時間もやるとか・・・鬼ですか?
切実に帰りたい・・・。
暖かいところであったかいココアを飲みたい・・・。はぁ・・・。―――。
「ふわー!!やっと終わったー!!早く片付けて帰ろーっと。」
「先輩!お疲れ様です!!」
「うん!おつかれー!」
「あっ!道具、私達が片付けておきますよ?」
「え?いいよー、悪いし。」
「いえいえ、いいですよ!全然!!」
「そう?じゃあ・・・お願いしちゃおうかな。」
「はい!お疲れ様でした!!」
「ありがとね!お疲れ様!
さて、じゃあ・・・荷物取りに行って帰るかなぁ。」
私は一度教室に戻り、自分の荷物を持ち学校を出た。
私の家は学校から40分ほどの距離にあり、行きは親の出勤に合わせて送ってもらい、帰りは徒歩で通っている。
学校から大体10分ほど歩いた頃・・・
『こっちだよ!』『おいでおいで!』『何してるの?早くいくよー?』
という声が聞こえた。
子供が遊んでいるのだろうか。
・・・いや、でも何かがおかしい。
その声が妙に頭の中で響くのだ。
少し不気味に感じたので、私はその場から走って逃げてしまった。―――。