第6章 堕ちていく恋心/明智光秀(光秀side)
初めて愛香に逢った時にすぐにわかった。この女こそ、俺が捜し求めていた女だと
聖女の中に淫らな女の部分を合わせ持っている女だ__
愛香を初めて抱いた夜に其れは確信へと変わり、何度かめの肌を合わせた今宵
俺は愛香を自分好みの女へ成長させようと考えていた。
そんな事も知らない愛香は、俺の腕の中で先程肌を重ね合わせた余韻に浸っている
まったく呑気な女だ
愛香には想い人がいるのは知っている
その想い人に想いが届かなくて、苦しんでいるのも承知のうえだ。
俺にさして興味がなく
ただ、一時でも忘れたくて俺に抱かれていてもだ。
むしろ、その方が俺にとっては都合が良いのだからな
「愛香」
「なぁに?」
愛香の形の良い唇をなぞっていく
「今のままでも__」
「んっ……」
「それなりに味わいがあるが……」
「?」
「仕込めばもっと味わい深い身体になるな……」
「んっ……」
軽く開いた口の中に指を差し込む
「舌を使ってみろ」
「んぐっ……」
懸命に舌を動かして愛撫していくが
拙い動きに下半身が少しだけ反応してくる
「もっとだ……」
「ふっんぐっ……!」
喉の奥の方までいれたからな
苦しいだろう?
「涙が出るほど苦しいのか?」
眉をしかめて涙を流す愛香は美しい