第3章 嫉妬/織田信長(夢主side)
「……もしかして……嫉妬ですか?」
愛する信長様が、嫉妬してくれてるかと思うと嬉しくて頬が緩んじゃうんだけど
「貴様は馬鹿か?」
「でもっ……」
「嫉妬とは自分に自信が無い者がするものだ
__この俺が嫉妬をするとでも?」
いつものような口調だけど、耳がほんのりと染まっているのが見えた。
信長様は絶対に認めない
本人でさえ嫉妬をしているのに気付いてないのかも知れないし
でも、それでも__
私は嬉しい
愛されている故の嫉妬なら、いくらでも嫉妬してほしい
簡単にイかせてくれないのも、嫉妬からくるものならば……
どんなに辛くても私は受け入れるよ
狂おしい程に信長様が愛おしくて
「私の身も心も信長様のモノです」
「当然だろう」
満足そうに微笑む信長様を見ているだけで
胸の奥がじんわりと暖かくなっていく
身体の疼きは収まらないけど、心は満たされている。
今はそれでいいんだ
それが信長様の愛しかたならば、私は受け入れるよ
信長様の首に腕をまわして、唇を合わせると
濃厚なキスで応えてくれる
私はそのキスだけでイってしまいそう__
*愛香さんside*Fin