第20章 ワインのお味は?/真田幸村(幸村side)
*オマケ*
「ねぇ……幸村……」
「あー?」
「……もう酔いはさめた?」
「酔ってなんかねーよ」
「? でも……さっきまで酔ってたよね?」
「俺が酔うわけなんかねーだろ」
「ふふっ……嘘つき」
「はあ?! 嘘なんてつくわけねーだろ」
「じゃあ、さっきは酔ってないって言うなら……
もう1回 言って?」
「何を?」
「好きって……」
「はあ? ンなこと言えるわけねーだろ(恥ずかしいに決まってるじゃん)」
「ふふっ(やっぱり、さっきは酔ってたんだ。
それじゃなかったら幸村が『好き』なんて言うわけないもんね)」
「あ? 何、笑ってるんだよっ」
「なーんでもないっ」
「へんなヤツ」
「幸村、好きだよ__幸村は?」
「ばーか__そんくらい察しろ」
*Fin*