第2章 再会
やっぱり、私には日本の勉強はあわないのかもしれない。もうわかっていてつまらない。そう思っていると、スケット団の3人が私のところへ来た
ヒメコ
「夢香、行くで」
「うん、ちょっと待って!…よしっ、行こう!」
ヒメコ
「昼休みのあの英語は、驚いたわぁ。ペラペラやなぁ」
「4年間、アメリカにいたからね」
ボッスン
「4年間!!すごいな」
「ありがと。でも日本語だって話せるし、たまーに英語が出るかもだけど気にしないでね」
ボッスン
「昼休みの英語は何だ?」
「それは…」
スイッチ
『期待しているから』
「あ~あ、スイッチが言っちゃった。クイズにしようとしてたのに」
ボッスン
「なんで部室の前に椿がいんだよ」
椿?佐介の、苗字も椿だった。ただの偶然かな?
椿
「スケット団!またお前らは…」
「あ、佐介〜」
椿と言われていた人は佐介で、私は佐介だと分かった途端に抱きついた
椿
「そ、その声は夢香か?」
「うん!夢香だよ。佐介なんか変わったぁ」
椿
「そうか?で、そろそろ離れてくれないか」
「はーい」
そう言って、佐介から離れた
ボッスン
「お、お前らの関係は何だ!」
椿
「貴様には関係ないだろ」
なんか、口調も変わった。なんか強い感じ?
ボッスン
「……」
ボッスンが泣きそうだ。結構、メンタル弱いのね
「childhood friend 幼なじみなの」
ヒメコ
「そうなんや。良かったな、ボッスン」
ボッスン
「何がだよ」
ヒメコ
「椿に彼女がいたら嫌なんやろ?負けた気がして」
ボッスン
「んなわけ」
スイッチ
『あるな』
ボッスン
「あ~、もう!椿も椿だ!夢香に対してだけ、態度が違うぞ!」
椿
「それは関係無いだろ!」
ヒメコ
「まぁまぁ、2人とも落ち着いてな」
「スイッチと部室、入ってるねぇ」
もっと佐介と話したかったけど、我慢してスケット団の部室に入った