第18章 男女の契りは誰かに言いふらすことではない　〜流される気持ち〜

「銀？」
　女は急に抱き付いてきた男の白い頭を見て首を傾げる。呼吸はまだ少し荒い。
「なァ、昏葉」
　銀時は女の体から自分の体を離して、女に覆い被さるように体を起こした。
「もう、入れてほしいのか？」
「……え？」
　昏葉は男に言われた言葉を聞き、自分の発言を思い出した。そして、顔を赤くした。
「ち、ちが……」
「まだ入れるには早ェかなって思ったけど……もういいか？　俺も我慢の限界だ」
　銀時は少し余裕のなさそうな様子でニヤリと笑う。
「ちょっと待って！　さっきは……」
「頭が回らなくて変なこと言ったって誤魔化すのか？　人間、頭が回ってない時の方が本音が出るってもんだぜ？」
「だから……」
　昏葉が言い訳を言おうとすると、銀時は女の下着の上から割れ目をなぞる。
「あ……」
　冷たい感覚が割れ目に染みる。
「こんなに濡れてんだから、解さなくてもいいだろ」
　銀時は昏葉の下着を脱がす。
「銀……ま……」
　制止をかける前に、男は女をあられもない姿へと変えて行く。
「銀……」
「昏葉……」
　男は熱のこもった目で女の顔を見る。そして、女の秘部へと自身を当てる。
「あ……」
　固くなった一物が入り口へ入ってくる。